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バーゼル市立美術館:建物とコレクション

陳列室の収蔵品は、恒久的な居場所を見いだすまでにいくつもの建物を経た。19世紀には、メルヒオール・ベリが設計したアウグスティーナーガッセの博物館建物で展示され、そこには自然史コレクションと大学図書館も収められていた。1 美術コレクションは1936年に、ルドルフ・クリストとパウル・ボナッツが設計したザンクト・アルバン=グラーベンの建物に移った。そのモニュメンタルなアーケードのある中庭は、以来この都市を象徴する光景の一つとなっている。2

さらに二つの建物が続いた。1980年にザンクト・アルバン=ラインヴェークに開館した現代美術館(Museum für Gegenwartskunst)は、同館自身の説明によれば、欧州で初めて現代美術のみに特化した美術館であり、その存在は主としてエマヌエル・ホフマン財団とマヤ・ザッハーの寄贈に負っている。3 2016年4月、市立美術館は本館の通りを挟んだ向かい側に新館を開館した。新館はバーゼルの建築家 Christ & Gantenbein が設計し、地下通路で旧館と結ばれている。新館の費用は、その大部分がマヤ・ザッハーの孫娘であるマヤ・エーリの私的寄付によって、州(カントン)の拠出金とともに賄われた。4 三つの館は現在、単一の機関の下で運営されている。

コレクションは二つの柱に支えられている。第一の柱は、15世紀および16世紀の上ライン地方とネーデルラントの美術であり、世界最大のホルバイン作品群、コンラート・ヴィッツの作品、そして版画素描室(Kupferstichkabinett)の素描と版画を含む。その多くはアマーバッハ陳列室に遡る。5 第二の柱は、19世紀から現在に至る近代・現代美術であり、同館はこれを主として私的な収集家の寄贈、寄託および遺贈によって取得した。国家社会主義体制がドイツの美術館から撤去した作品の1939年の購入は、この第二の柱を強化したが、第H部で示したとおり、その歴史は依然として両義的である。6

いくつかの私的コレクションが近代の収蔵品を形づくってきた。ルドルフ・シュテッヘリン家族財団は、数十年にわたり印象派およびポスト印象派の絵画群を同館に貸与した。イム・オーバーシュテーク・コレクション、そしてバーゼルの銀行家でル・コルビュジエの友人であったラウル・ラ・ロッシュの寄贈は、キュビスムとピュリスムの主要作品を同館にもたらした。7 2015年、シュテッヘリン家は、貸与作品群の中からゴーギャンの『Nafea Faa Ipoipo』を、絵画に支払われた史上最高額の一つと報じられた価格で売却した。財団がさらに作品を引き揚げたことは、同館が自ら所有しない私的な収蔵品にいかに依存していたかを示した。8

注

  1. 1849年に開館し、1936年まで美術コレクションを収め、現在は自然史博物館(Naturhistorisches Museum)と文化博物館(Museum der Kulturen)が入るメルヒオール・ベリ設計の Museum an der Augustinergasse については、バーゼル=シュタット州の刊行物を参照。要確認。 ↩
  2. ザンクト・アルバン=グラーベンの Kunstmuseum Basel 本館(建築家ルドルフ・クリストおよびパウル・ボナッツ、1936年開館)については、Kunstmuseum Basel の刊行物を参照。要確認。 ↩
  3. エマヌエル・ホフマン財団およびマヤ・ザッハー=シュテーリンの支援を受けて1980年に開館した Museum für Gegenwartskunst(現 Kunstmuseum Basel | Gegenwart)については、Kunstmuseum Basel の刊行物を参照。現状要確認。 ↩
  4. 2016年4月17日に開館した Christ & Gantenbein 設計の Kunstmuseum Basel 新館(Neubau)と、マヤ・エーリの寄付および州の拠出金によるその資金調達(総工費約1億スイスフラン)については、バーゼル=シュタット州および Kunstmuseum Basel の刊行物を参照。数値要確認。 ↩
  5. Kunstmuseum Basel の古典絵画の収蔵品、ホルバイン・コレクションおよび版画素描室については、同館の収蔵品目録を参照。要確認。 ↩
  6. 館長ゲオルク・シュミットの下での1939年の購入については、第H部第5章を参照。要確認。 ↩
  7. ピカソ、ブラック、グリス、レジェおよびル・コルビュジエの作品を含む、ラウル・ラ・ロッシュ(1883–1965)による1952年および1963年の Kunstmuseum Basel への寄贈、ならびにルドルフ・シュテッヘリン家族財団の長期貸与については、Kunstmuseum Basel の刊行物を参照。日付要確認。 ↩
  8. 2015年にルドルフ・シュテッヘリン家族財団がポール・ゴーギャンの Nafea Faa Ipoipo(1892年)を、報道によれば約2億1,000万米ドルでカタールの買主に売却したこと、および Kunstmuseum Basel からのシュテッヘリン貸与作品の引揚げについては、当時の新聞報道を参照。数値要確認。 ↩

本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。

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