バロワーズ・グループの持株会社構造
バーゼルの保険グループの法的構造は、20世紀後半にその近代的な形をとった。それ以前は、火災、生命および運送の各社は、取締役会や経営陣が重なり合い、相互に株式を保有していたものの、形式上は独立していた。持株会社の設立により、これらの会社は、その株式がスイスの証券取引所に上場された共通の親会社の下に置かれた。1損害保険事業を営むバーゼル保険会社(Basler Versicherungs-Gesellschaft)や生命保険事業を営むバーゼル生命保険会社(Basler Lebensversicherungs-Gesellschaft)などの事業会社は、引き続き保険業の免許を保有し、保険契約者に対する義務を負う規制対象の主体であった。
上場持株会社と規制対象の事業子会社とのこの分離は、スイスの保険グループの標準的なモデルとなった。これにより、グループは持株会社の段階で資本を調達し、子会社の必要に応じてそれを配分し、スイス事業の構造を変えることなく外国の会社を取得することが可能となった。監督法はこの展開に追随してグループおよびコングロマリットの監督を導入し、2004年の保険監督法がこれを体系的な基礎の上に置いた。2グループ構造の監督上の帰結については、本部第II章で詳しく述べる。
グループの名称は何度か変わった。ドイツ語名Basler、フランス語名Bâloise、そして後に曲折アクセントを除いて英語化されたBaloiseという名称は、ドイツ語圏、フランス語圏およびオランダ語圏の市場で事業を営む会社の国際的志向を反映していた。2000年代初頭、グループはその市場の大半において統一ブランドとしてBaloiseを採用したが、一部の国では移行期間中、地域名を維持した。3都市そのものに由来する名称を選んだことにより、ハンブルクからブリュッセル、ルクセンブルクに至るまで、グループが事業を営むあらゆる場所でバーゼルの名が目に触れることとなった。
注
- Basler Holding(後のBâloise Holding)の設立と、上場親会社の下でのグループへのバーゼルの保険会社の再編については、Baloiseが公表した社史および記念刊行物を参照。日付は要確認。 ↩
- 保険グループおよび保険コングロマリットの監督については、2004年12月17日の保険事業者の監督に関する連邦法(保険監督法、ISA/VAG、SR 961.01)第64条以下を参照。同法については本部第II章で詳しく扱う。要確認。 ↩
- Basler、BâloiseおよびBaloiseのブランドの歴史については、2000年代および2010年代のBâloise HoldingおよびBaloise Holding AGの年次報告書を参照。日付は要確認。 ↩
本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。