ストラスブールの中央委員会
ライン川航行中央委員会(CCNR)は、その起源がウィーン会議にさかのぼり、1816年にマインツで最初の会合を開いたことから、しばしば世界最古の国際機関と評される。第一次世界大戦後、ヴェルサイユ条約によってその所在地はストラスブールに移され、構成国が再編された。それまで議席を有していなかったスイスは、講和条約の規定に基づいて加盟国となり、1920年以降同委員会に参加している。1現在の加盟国はベルギー、フランス、ドイツ、オランダおよびスイスであり、その他いくつかの国がオブザーバーの地位を有している。
CCNRには三つの主要な機能がある。同委員会は、加盟国を拘束する規則を採択する。これには、ライン川航行のための警察規則、船舶の検査規則および乗組員に関する規則が含まれる。同委員会は、その上訴部を通じて、ライン川航行裁判所からの上訴について判断する。同委員会はまた、内水航行の市場を観察し、業界および各国政府が利用する分析を公表している。2スイスにとって、同委員会への加盟は、欧州連合(EU)加盟国とともに拘束力のある運輸規則の策定に対等な構成員として参加する数少ない場の一つである。
CCNRとEUとの関係は、1990年代以降変化してきた。EUは内水航行に関する独自の法令を有しており、それはライン川においてEU加盟国の船舶に適用される一方、マンハイム条約の制度については引き続きCCNRが責任を負っている。規則の相違を避けるため、両者は2015年に内水航行基準策定欧州委員会(CESNI)を設置した。これはCCNRの傘下にある機関であり、EU加盟国とCCNR加盟国が共通の技術基準を策定し、両制度がそれを各自の法に取り入れる。3スイスはCCNRの加盟国としてCESNIに参加しており、これにより、そうでなければEU内部でのみ形成されるであろう基準に影響を及ぼすことができる。
注
- CCNRの歴史、1816年のマインツにおける最初の会合、1919年6月28日のヴェルサイユ条約第355条に基づく所在地のストラスブールへの移転、およびスイスの加盟については、CCNRの刊行物およびHLS、項目「Zentralkommission für die Rheinschifffahrt」を参照。条番号および日付は要確認。↩
- マンハイム条約に基づく規制権限、上訴部、および欧州委員会と共同で公表される年次市場観察報告書を含むCCNRの機能については、CCNRのウェブサイトを参照。要確認。↩
- 2015年のCESNIの設置と、EU法およびCCNR規則に取り入れられる共通基準の策定におけるその役割については、CCNRおよび欧州委員会の刊行物を参照。要確認。↩
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