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一冊の本の経歴

1536年のInstitutioは、著者とともに成長した書物の第一段階であった。カルヴァンは生涯を通じてそれを改訂し拡充した。第2ラテン語版は、カルヴァンがジュネーブを追放された後に暮らしていたストラスブールで、1539年にヴェンデリン・リヘルの印刷により刊行された。それは初版の3倍の長さであった。1541年、カルヴァンは自ら仏訳したInstitution de la religion chrestienneをジュネーブで印刷・刊行し、それはフランス語散文の基礎となる文書の一つとなった。その後もラテン語版とフランス語版が続き、1559年の決定版ラテン語版と1560年のそのフランス語版に至った。1

Institutioは、ヨーロッパのほとんどの言語に翻訳された。1561年にはトーマス・ノートンによって英語に、続く数十年の間にオランダ語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、チェコ語、ハンガリー語及びポーランド語に翻訳された。それはスコットランドからトランシルヴァニアに至る改革派世界の全域で、牧師、学生、法律家及び教養ある一般信徒によって読まれた。それは何世紀にもわたって、改革派教会の神学、教会規程及び政治思想を形作った。その影響力の点で、それは16世紀の最も重要な書物の一つであった。その商業的成功の点で、それは宗教改革の大ベストセラーの一つであった。

Institutioの歩みは、バーゼル、ストラスブール及びジュネーブの印刷業者が仕えた国際的な書籍市場を示している。バーゼルでフランス人亡命者によって書かれ、ストラスブールとジュネーブで改訂され、ロンドン、ハイデルベルク及びアムステルダムで翻訳され、エディンバラからコロジュヴァールまでで読まれた書物は、その読者よりも自由に国境を越えた。思想は、資本と同様に、制約なく流通できる場所を求めた。上部ライン地方とレマン湖畔のプロテスタント都市は、そのような場所であった。バーゼルとジュネーブの金融センターは、後に、その印刷業者がかつて思想に与えたのと同じ移動の自由を資本に与えることになる。

注

  1. Institutioの諸版(Basel 1536、Strasbourg: Wendelin Rihel, 1539、仏訳Geneva 1541、決定版ラテン語版Geneva: Robert Estienne, 1559、仏語版1560)については、カルヴァンの著作の標準的な書誌を参照。要確認。 ↩

本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。

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