アドバイザー
バーゼルにおけるウェルス・プランニングは、さまざまな職業のネットワークによって担われている。すなわち、プライベートバンカーとそのウェルス・プランニング部門、独立系資産運用会社、受託者、弁護士、公証人、税理士および会計士である。バーゼルの公証人は自由業者であり、他の多くの州(カントン)の公証人とは異なり、しばしば弁護士としても活動しており、遺言、夫婦財産契約および相続契約の作成において中心的な役割を果たしている。1
信託・遺産の実務家の職業団体であるSociety of Trust and Estate Practitionersは、スイスに支部を、バーゼルに会員を有している。その資格であるTEPは、国境を越えたウェルス・プランニングにおける専門性の基準として広く認められている。2 この資格を有する筆者は、フランクフルトで、ドイツ、スイスその他の国々に関わりを持つ一族および企業に助言する事務所を営んでおり、過去の適正化から承継の計画に至る案件について、バーゼルの同僚と協働している。
国際的な一族に奉仕するアドバイザーは、調整を行う能力を備えていなければならない。一族が利害を有するすべての国の相続法、夫婦財産法、会社法および税法を、一人の専門家が習得することはできない。アドバイザーがもたらす価値は、問題を見極め、各法域で適切な同僚を関与させ、解決策が互いに整合するようにすることにある。三つの法体系が交わる地点に位置し、国境を越えた商取引の長い伝統を持つバーゼルは、この専門分野を学ぶのに適した場所である。
注
- バーゼル=シュタット州における公証人職の組織(自由公証人制度、freies Notariat、しばしば弁護士業と兼業)については、州の公証人法を参照。要確認。 ↩
- 1991年に設立されたSociety of Trust and Estate Practitioners(STEP)、そのスイス支部およびTEP資格については、STEPの公表資料を参照。要確認。 ↩
本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。