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公職と市民の義務

Daigの家族は、19世紀の民主化に至るまでバーゼルの統治を支配していた。その成員は小参事会と大参事会に議席を占め、市長およびギルド長の職に就き、市の財政とその農村領域を管理し、連邦の盟約者会議において市を代表し、その外交使節団を率いた。富裕で教養ある者の義務とみなされた公職は、大部分が無報酬または低報酬であった。公職者は自らの私財によってその公務を賄い、その見返りとして、名誉、影響力、そして自らの家族と事業の利益を守る可能性を期待した。

この制度には、市にとってわずかな費用で有能かつ富裕な人物を公務に登用できるという利点があった。他方、少数の家族に権力を集中させ、公的利益と私的利益の境界を曖昧にするという欠点もあった。縁故主義、すなわち任用における親族の優遇、および私的な利益のための公職の利用は、絶えざる誘惑であった。17世紀後半から18世紀初頭にかけて、バーゼルにおける公職をめぐる競争は、Praktizierenとして知られる選挙運動と贈賄の慣行をもたらし、統治の廉潔性を脅かしていた。

1718年、バーゼルの市参事会はこうした慣行に対処するための注目すべき改革を採択した。多くの公職の補充にくじ引きを導入したのである。新制度の下では、市参事会がある職について複数の候補者を指名し、その中から最終的な選択がくじによって行われた。1 誰が選ばれるかを誰も知り得ないため、くじは選挙人への贈賄を無意味にした。それはまた、指名されたすべての候補者に平等な機会を与えた。この制度は18世紀の大半を通じてバーゼルで用いられ、同様の制度が他のスイスの都市やヴェネツィアでも用いられた。

バーゼルの公職くじ引きは、腐敗に対抗する制度設計の初期の例であり、民主的制度における抽選の利用を論じる現代の政治理論家の関心を集めてきた。それはまた、金融機関のガバナンスにも関係する。利益相反の防止、意思決定者の独立性、そして操作からの手続の保護は、現代のコーポレート・ガバナンスと金融規制の中心的な関心事である。18世紀に公職のためにくじを引いたバーゼルの市民たちは、良きガバナンスには腐敗を実際上困難にする制度が必要であることを理解していたのである。

注

  1. 選挙運動と腐敗(Praktizieren)への対策として1718年にバーゼルで公職者の選出に導入されたくじ引き(Losverfahren、Ballotage)については、HLS, article "Los (Wahlverfahren)";バーゼルの憲法史に関する文献を参照。日付は要確認。 ↩

本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。

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