株主総会、理事会と経営陣
国際決済銀行(BIS)のガバナンスは、株式会社の型をその公的性格に適合させたものである。加盟中央銀行の株主総会は毎年、3月31日に終了する会計年度の末日から4か月以内、通常は6月末に開催される。株主総会は年次報告書および財務諸表を承認し、配当の分配を決定し、監査人を選任し、臨時総会が招集された場合には定款を改正する。株主総会における議決権は、各中央銀行がその国の発行分について保有する株式数に比例するが、実際には決定は通常コンセンサスによって行われる。1
取締役会は、BISの戦略および政策の方向性を決定し、その経営を監督し、定款により付与された特定の任務を遂行する。定款によれば、取締役会は最大18名の構成員を置くことができる。ベルギー、フランス、ドイツ、イタリアおよび英国の中央銀行総裁ならびに連邦準備制度理事会議長は当然の構成員であり、それぞれ同一国籍の第二の構成員を任命することができる。その他の構成員は、取締役会が他の加盟中央銀行の総裁の中から選任する。取締役会は、その構成員の中から任期3年の議長を選任する。取締役会の活動は四つの委員会、すなわち管理委員会、監査委員会、銀行業務・リスク管理委員会および指名委員会によって支えられている。近年の議長には、Christian Noyer、Jens WeidmannおよびFrançois Villeroy de Galhauがいる。2
総支配人はBISの最高経営責任者であり、その業務について取締役会に対して責任を負う。総支配人は、副総支配人ならびに三つの主要部門、すなわち事務総局、金融経済局および銀行局の長によって補佐される。法務顧問、最高リスク責任者および内部監査の責任者は、総支配人または取締役会に直接報告する。総支配人が議長を務める執行委員会は、同行の経営について助言を行う。総支配人は形式上は同行の役員であるが、この30年間にその職にある者は国際金融政策における公的な人物となり、インフレ、金融安定およびデジタル通貨に関するその演説は広く報道されている。3
注
- BIS定款第44条~第52条(株主総会)。3月31日に終了する会計年度および年次株主総会の日程については、BIS年次報告書を参照。条文番号は要確認。 ↩
- BIS定款第26条~第27条(取締役会の構成)および関連規定。取締役会の委員会と近年の取締役会議長については、BIS年次報告書のガバナンスに関する節を参照。現在の構成および議長は要確認。現状は要確認。 ↩
- BIS定款第39条~第43条(総支配人および職員)。組織構造および執行委員会については、BIS年次報告書の組織図を参照。条文番号は要確認。 ↩
本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。