ゲートウェイ・バーゼル・ノルトと第3港湾
Gateway Basel Nordプロジェクトは、バーゼル北部のDeutsche Bahnの旧貨物駅用地に、クラインヒューニンゲンの新たな第三ドック(Hafenbecken 3)と接続した三モードのコンテナターミナルを整備することを構想している。このターミナルは、船舶、列車およびトラックの間のコンテナ荷役を一つの用地に集約し、既存港湾に分散している施設に取って代わるものである。プロジェクト会社であるGateway Basel Nord AGは、SBB Cargoのほか、コンテナ輸送および複合輸送事業のパートナーを含む、スイスおよび国際的な物流事業者によって設立された。1
このプロジェクトは複数の方面から抵抗を受けた。競合するターミナル事業者は、公的資金で支援されるターミナルは競争を歪めると主張した。スイス競争委員会(COMCO)は企業結合規制に基づいてこの合弁事業を審査し、差別のないアクセスを確保するための条件を付して承認した。2貨物輸送に関する法令に基づくターミナルへの連邦の資金拠出は、連邦行政裁判所における不服申立ての対象となった。環境団体は、旧鉄道用地の保護区域への影響について懸念を表明した。同用地の遊休地は希少種の生息地となっていたからである。
バーゼル=シュタット州では、第三ドック建設のための州の支出承認に対してレファレンダムが提起された後、2020年11月にこれが住民投票に付され、有権者はこれを承認した。3この承認によっても法的・政治的な紛争は終わらなかった。連邦の承認手続の遅延、資金調達に関する問題、およびパートナーの変更により、スケジュールは繰り返し後ろ倒しとなった。2026年秋時点で、プロジェクトの実現はいくつかの点でなお不確実である。現状は要確認。4
この紛争は、スイスのインフラ法に繰り返し見られるパターンを示している。大規模プロジェクトには、複数のレベルでの計画承認、連邦法に基づく補助金、競争法上の承認、そして多くの場合は住民投票が必要であり、そのそれぞれが、競業者、住民および不服申立権を有する団体による異議の機会を提供する。その結果生じる遅延は長期に及び得る一方、競業者の不服申立権から国家補助に付される条件に至るまで、それが提起する法的問題はバーゼルをはるかに超えて関心を集めている。
注
- Gateway Basel Nordプロジェクト、Gateway Basel Nord AGの株主(当初はSBB Cargo、HupacおよびContargo)、および計画中の第三ドックについては、プロジェクト会社、スイス・ライン港湾公社およびバーゼル=シュタット州の刊行物を参照。株主および現状は要確認。↩
- COMCOによるGateway Basel Nord合弁事業の審査と課された条件(2018年/2019年頃)、およびその後の連邦行政裁判所における不服申立てについては、COMCOおよび同裁判所が公表した決定を参照。現状は要確認。↩
- 第三ドック(Hafenbecken 3)のための支出承認に関する2020年11月29日のバーゼル=シュタット州の住民投票(承認)については、同州が公表した公式結果を参照。日付、支出額および結果は要確認。↩
- 連邦の資金拠出決定および裁判手続を含む、2024年~2026年におけるGateway Basel NordおよびHafenbecken 3の両プロジェクトの状況については、連邦運輸庁、スイス・ライン港湾公社およびバーゼル=シュタット州の刊行物を参照。現状は要確認。↩
本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。