バーゼル=ラントシャフトと地域的パターン
隣接するバーゼル=ラントシャフト州は、異なる状況に直面していた。同州の経済は企業規模の点でより多様化しているが、シュヴァイツァーハレ、ムッテンツおよびプラッテルンの生産・研究施設をはじめとする重要な製薬・化学拠点や、多数のサプライヤーを擁している。同州の財政は都市州のそれよりも弱く、改革前の数年間にわたり逼迫していた。バーゼル=ラントシャフト州は段階的なアプローチを選択し、数年をかけて利益税を段階的に引き下げ、移行期間の終了時に約13.45パーセントの合算実効税率に到達することを目指した。1 この段階的な道筋は、財政上の裁量の余地が小さい州において税収減を抑える必要性を反映していた。
二つのバーゼルの州が同程度の税率に収斂したことには、地域的な論理があった。バーゼル地域の企業は、市内に本社を置き、周辺の基礎自治体(ゲマインデ)に生産・物流施設を置くなど、州(カントン)の境界を越えて活動することが多い。両州間に大きな格差があれば、地域内で課税対象機能の移転が促され、いずれの州にもほとんど利益をもたらさなかったであろう。Novartisその他の企業も拠点を有するアールガウ州や、いくつかの製造施設を擁するゾロトゥルン州は、それぞれ独自の実施を採用した。これらの違いを詳細に記述するには、スイス北西部の州行政当局による比較研究が必要となろう。全体としての効果は、地域内の税率の幅を狭めることであった。2
注
- バーゼル=ラントシャフト州、税制改革およびAHV財源に関する連邦法(STAF)の州レベルの実施。2025年までに実効利益税率を約13.45パーセントへ段階的に引き下げることは、実務上の概説で報告されている。現状および数値は要確認。 ↩
- バーゼル=シュタット州およびバーゼル=ラントシャフト州におけるSTAFの実施については、VISCHERが発行するZeitschrift für Schweizerisches und Internationales Steuerrecht(zsis)2020年所収の論文"SV17: Umsetzung in den Kantonen BS und BL"を参照。要確認。 ↩
本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。法律上または税務上の助言を構成するものではなく、個別案件に関する助言に代わるものでもなく、弁護士と依頼者との間に委任関係を生じさせるものでもありません。本記事は2026年10月時点の法的状況を反映しています。